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■ ノーと言うだけ |
2017年01月08日(SUN) |
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ノーと言うだけで簡単に済むことが、ノーと言えないばかりに、驚くほどのエネルギーを消耗してしまうことがあります。日本人にはとくにこうした傾向があるかもしれません。
一応、今はかなり嘘っぽいとは言うものの、とりあえずは民主主義の時代。
ノーの価値はとても大きいのに、友人間でも仕事でも恋人にさえ、ノーと言えずに悩む人がいます。
ノーを言うだけで、人生の選択肢は格段に広がりますが、ノーが言えないと、周囲の思惑に沿った人生しか送れなくなってしまう、、、、
周囲は一見優しいように見えて、ノーが言えない人の弱さを測っていて、都合よくその人を扱いだす。
その結果、ノーが言えない人の周りには、ずるい人だけが残ってしまっている。
今、生きることが苦しく、つらく、どうにもならない重たいものを感じている人は、一言でいえば、周囲がずるい人ばかりだからです。
ずるい人に対して、あなたはノーと言えない、、、なので苦しいのです。
ずるい会社、、、ずるい同僚、、、ずるい家族、、、ずるい親、、、ずるい友人、、、ずるい人に笑顔を振りまいて生きていけば、しまいには苦しくてどうにもならなくなってゆく。
そんな人生を送っている人が日本にはけっこういる。世界にももちろんいると思います。
ずるい人は人の弱さに敏感なのです。周囲からそうした人を排除できたらどんなに楽しいことか、、、楽でうれしくなれるか、、、自分の人生として生きるためには、あなたはノーが言えなくてはならない。
ノーの一言が、ずるい人を近くに寄せ付けない唯一の言葉。他にはありません。
人と仲良くやらねば、、、、人と楽しくやらねば、、人から嫌われないようにしなくては、、、、それはどれも正しい考えですが、条件があることを忘れてはいけません。
ずるい人とは仲良くなどしない方がずっといいのです。ずるい人と楽しくなんてできっこありません。ずるい人に嫌われたってどうってことない、、、あなたが相手を嫌いになればいいだけ。
自分だけ残業、居残り、とくに休日前の残業が多い、、自分だけがランチのメニューを人に合わせている、、、自分だけがいつも相手に悪いとつい思ってしまう、、、
一度ノーと大きい声で言ってみる。一瞬驚いて、すぐにわかった、、、と言ってくれる友人は良い友人。あなたがノーと言うと逃げだす人は悪い友人。はっきりしています。
現代は心理学が発達し、人の心を操作する手法によって社会や国家は運営されています。要するにマインドコントロール。
ノーと言えない人が段々と追い込まれていく構造が作られているように感じます。
ノーと一言いえば済む問題はとても多いのに、なぜノーと言えないで苦しい運命をもたらすことになったのか。
一番大事だと思っている人から、コントロールを受けていたからです。
「そんなこと言うと、ママはいなくなっちゃうよ」と、ママは簡単に言うけど、真に受けた子供は大変。
ノーと言うとママから好かれない、、、合わせないと生きていけない、、、
深いところでそう信じてしまった人は、その構図を成人後の人間関係や社会関係に持ち込むことに。
嫌われたら生きていけない、、、という信仰。マインドコントロール、、、本当は逆なのに。
変な人に好かれても、変な会社に好かれても、変な恋人に好かれたら、、、それこそ本当は大変。
変なママに合わせなくてはと、子供は生きるために仕方なくそう思うわけだけど、仕方なく思ってはいけないというコントロールも受けているでしょうから、なかなか気づけなくなる。
本当のことを認めてしまうと、自分が悲しくて仕方ないから、嘘の世界を信じたい、、、それほど人間はいじらしい存在。
やっぱり強さが必要なんです。あんな人に嫌われたってかまわない、、、一人になって死んだとしても今よりましだ、、、
イエスはおっしゃります。私は平和ではなく、人と人の間に剣を投げ込むためにやってきたと、、、
強くなるとは、周囲と摩擦を起こし、家族や夫婦との間に修羅場を作ることなくして、大体は強くなれないものです。
嘘の平和に騙された人が、それを嘘だと認める強さがないとき、ノーと言えなくなるのです。
ノーを言うと、では本当に生きられなくなるのでしょうか。悪い関係を断ち切ることになりますので、逆のことが起こります。
またノーを言うことで、なぜかエネルギーが湧いてきます。これまでになく自分を強く感じ、自分を信頼する気持ちが出てくるようになります。
そしてこれは実践しかないのです。いくら言葉の上で理解してもダメ。実践してみない限りわからないのです。
ノーを言うとママから捨てられる、、、という生存の危険から訪れている強い感情ですので、死にもの狂いの勇気が一度だけですが、やはり必要なのです。
悪い宇宙人がもしいるとしたら、きっと地球人にマインドコントロールをかけて支配していることでしょう。
しかし、それはどう見ても、人間が自分から勝手に檻に入っているのと同じなのです。
それが上司でも、親でも、友人でも、恋人でも、夫でも、はっきりとしたノーが言えるなら、たとえ巧妙な宇宙人の支配からも、私たちは抜け出すことができるのです。
時代が進化したおかげで、ノーに勝てるものはなくなりました。
ノーが言えない人は、自分から檻に入り、そのカギをかけているだけ。
ノーと言うことで、私たちを縛るものは、本当はどんどん少なくなっているから、私は良い時代になっていると思っているのです。
私たちはその良さを生かさなくてはいけないと思います。
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キッチンに野菜のある生活が憧れでした。
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