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2006年02月06日(MON) |
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知らないうちに日本が変わってきている。リストカットの高校生が14パーセントもいるらしい。自傷行為に走る若者の群れがいつの間にかできている。人間が急激に変化している、というより、時代の変化に人間がついていけなくなっている。根本の問題はどこにあるかはよく話合われるが、答えはいつもない。本当はあるのに、と私は思う。私が考える答えは、両親が仕事に時間を取られすぎていることだ。日本人は仕事にエネルギーのほとんどを使ってしまう社会に生きている。それがもうすでに全体の利益にならず、反対の結果になっている。父親が仕事に時間をとられ、奥さんは家事と子育てに疲れ、こどもはその中で、邪魔者のように育てられる。そうした中で育った子供は、自分の存在にまるで意味が感じられない、ないむなしさを覚える。その感覚が原点になってしまい、成長後も何かあるたびにそれは刺激される。このまま行くと日本は、、、的なことはよく言われるが、このままはもういかないだろう。時代は早急にもっといろいろな生き方を人に与えなくては危ない。なのにライブドアつぶしなど、新しいものを嫌う世相は反動的に高まっている。ライブドアがおかしい会社であることはそんなことは誰だってかなり前からわかっていた。私がまずいと思うのは、そのつぶし方である。そこにダメな日本的なものが出ている。若者はこの社会に息が詰まっている。私が気持ちが悪いと思うのは、この国は、偉い人が威張る社会だ、ということだ。偉い人は自分の失敗談を若者に話すときに価値があり、成功者が威張っていたら、若者をつぶす。なぜ成功したのに威張るのかは、その成功が自分の劣等感をばねにしていたからだ。だからどんなに成功しても満足できない、いつまでも自分が偉いと自慢し、認めさせようとする。成功したって劣等感は埋められないからである。劣等感を埋めるには、自分の失敗談を若者に話すことで、開放されるのに、そのことがわかってない。また成功者が失敗の話をしてくれれば、若者は自信がつく、自分もできる、と思う。しかしこの国はあまりに反対の構図が多い。母親にスポイルされた劣等感によって、この国の企業はなりたっているのではないかと思ってしまうほどだ。しかしそれはあまり日本的ではない。明治的なのだ。やっぱり明治が悪かったと思う。明治の偉い人がいたおかげで日本は発展したが、明治の働きは劣等感から来てるね。突然表面的な男らしさが猛威を古い、それによって女性は立場をなくし、その復讐心が子供をスポイル。そして劣等心大国になり、今にいたる。日本の仕事の中にはそうした遺伝子が入り込んでしまっている。うまくいえないけど、職場のあのいやな感じはなんなのか、、、と思っていたとくに女性は多いのではないか。それは男の劣等感が権力と結びついてる不快さである。それが日本をダメにしている。はっきりわかってるのに、何で心理学者も誰も言わないのだろう。そこを変えなくてはダメなんだよ、この国は。男がそうだったから、女性が復讐をしており、仕事一途できた夫の家庭は崩壊する運命。そういうことがいたるところで起こっている。それを見て育った子供は、リスカに走る、結婚などしない、仕事もしたくない、、、当たり前の結論なので難しくない問題なのだ。解決方は文化立国することです。そうするといろいろな生き方ができるようになり、自分の居場所、所属意識がでてきて、日本は変わると思います。ただしそういう社会に不適なのは、実は今権力的立場のひとなので、進まない。若者はそのことを本能で理解しており、今の構図の中のものはなにもやりたくないとなるわけです。 |
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