愛の日記


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人が幸福に生きる方法 2015年03月14日(SAT)

  幸福に生きる方法は色々あります。

好きなことだけしてれば幸福、、、というのは、一時的にはそうかもしれませんが、そうではないと思います。

好きなことをしていくというのは、けっこう大変なもので、ストレスがかかります。ただそのストレスがいやなことをやらされているストレスとは違う点が有利になります。

結果として、好きなことをして生きていくのは、幸福に近いのですが、実際にはストレスを前向きに受け止める力があるかないかが、幸福度を決めている要因。

好きなことというのも、どのレベルまで好きなのかの、意識の度合いが重要となるでしょう。大好きな競馬でも毎日やっていい、、、という状況になったら、おそらく2年半程度であきるような気がします。

やってみたいものですが、、、

人が幸福に生きる、、、脳内ホルモンの中に幸福感を抱くものがあると思いますので、それが出ている状態であれば良い、、、という直接的な考えもあると思います。

バーチャルな映像を見せ、されに脳内ホルモンを注入して、人工的に幸福を作り出すことも実際にできるでしょう。麻薬などで強烈に酔っているようなものでしょうが、それだと目が覚めたあとが悲惨です。

架空の幸福と高揚感がなくなった現実とのギャップに、どうしても習慣性が生まれ、自身の全体性においての幸福とは違ってしまいます。

昨日のセミナーは土星とシャドウについてのものでした。土星は見える星の一番外側にあり、制限や困難を与える星とされています。

土星がある星座とハウスは、その人にとって、確かにつらく、困難を抱き、不安にさいなまされる事柄を暗示します。

そして面白いことに、この不安や恐怖、困難は、決して克服できないもの、、、として考えるのです。

土星の悪い面を実際には克服する人は成功者の中には大勢います。土星は現実にすべてを着地させる星ですから、土星の困難に負けず、現実をつくれば、大成するなど立志伝中の人物になるケースが多いのですが、果たして、それが本当に土星のもっとも良い使い方でしょうか。

いくら成功しても、根に残るものは、残るのです。むしろ強化されて残る。土星がどういう星かで占星術師の力量がわかると言われますが、確かに複雑な星なのです。

克己して成功に導く、、、それも素敵ですが、心理的に見ると、それは反動であり、保障作用であり、反応に過ぎません。

と言って、土星の困難や不幸に負けていく姿も人間としてみじめです。

この星の受け止め方として理想のものは、土星が最後の見える星であるという点にあります。それは人生そのものを暗示しているのです。

土星は決して楽しい星ではありません。私たちは土星によって傷つけられ、ショックを受け、まずいことになりがちなのです。

そして、土星は私たちに劣等感と不安と心配を投げかけます。いくら克己して成功者になっても、それはシャドウとして必ず残されるのです。

土星は最後の砦にあり、ここでこれまでのすべてのカルマの解消を求める星です。

それは克己してないものにするというやり方ではなく、あるものとして受け入れ、認め、それをひとつのモザイクとして、自身の人生の彩に沿えることにより、生きてくるのです。

現実の土星が、芸術の土星としてよみがえる瞬間です。困難で不細工でどうにもならない不安な要素を、自己の個性に取り入れ、自身の人生を芸術化する、、、芸術化という言葉に抵抗感を持たれる人も多いと思いますので、いい方を変えるとしたら、味わいのある人生にしてくれるのは、この土星なのです。

土星の影響を強く受けるやぎ座生まれの中に、ビートタケシがいます。

タケシはご存知のようにひどいチック現象をもっています。顔をゆがめ、肩をゆらして話すように、かなりのチック現象があります。

一方で、元東京都知事であった石原慎太郎氏も常に顔をゆがめ、目をパチパチと瞬かせるチックをもっています。

タケシのチックの方が激しいですが、きちんと個性になっています。あの不思議な動きがタケシの個性にまで成長し、味わいを出しているのです。

一方の石原氏のチックに触れると、何か気難しい、、怒っているような、、すなわち、自身の中にあるシャドウを私たちは感じてしまいます。

受け止めには個人差があり、本当に私が言うことがお二人の内面を正しく表しているかどうかは疑わしいと思いますが、ある程度はそんな気がいたします。

タケシのチックは、それを生みだしたところの障害や不安や困難を、受け入れ、自身の味わいとして表現しているように感じます。

単なる不思議な癖のチックが、味わいになる芸術化した面があると思うのです。石原氏には、逆にシャドウを感じます。

土星との付き合い方は、まさにここにポイントがあります。土星がもたらす困難や不安は避けられないものであり、それに克己するのも良いですが、一方で、その不安の原因を受け入れ、避けられない運命とした際に、
その人ならではの、味わいが出てくるのです。

それが本当の個性化であり、星はカルマの最終的な決着として、個人の個性化を求めるために、土星の問題を投げかけたのです。

土星を避けて生きる人は、ですから、本当の意味での個性化ができず、土星をどんなに克己しても、シャドウとして人を脅かすでしょう。

味わいのある人物になること、、、それが宇宙が私たちに求めている、最終の姿の一つなのです。


本日、土曜日の池田山では、午後三時から母音トーニングを行います。母音トーニングも、克己せずに困難な意識そのままに発声し、やがてそれが個性化の段階を迎えると、その人にしかできない、素晴らしいトーニングになっていくわけです。それが人生の目的として、まったく素晴らしいことだと私は思います。

日曜の無料セミナーはまだ内容が降りてこないので、決めていませんが、私が感じたことをその場で話す、、、いつもそうですが、今回はタイトルも決めずに行きたいと思います。誰も来なかったりして、、、何となくですが、春分が近いので、春分からは動かなくてはいけませんから、動き方、、、実行の仕方、、、行動力などについて、話させていただくことになると思います。時間は午後三時からです。
 



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