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■ 幻想人生の押しつけ |
2015年02月27日(FRI) |
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現在は大きな時代の流れで言うと、2000年続いたうお座の時代の最後の最後にあたります。歳差現象による時代区分で、占星術ではもっとも大きな時代の区分となります。
歳差現象は逆行しており、1度逆行するのに72年程度の歳月がかかります。アトランティスの智慧としてプラトンがこれを最初に知ったようですが、詳細はよくわかりません。
現在がうお座時代の最後、、その前の約2100年は、おひつじ座時代。おひつじ座は戦いの星座であり、この時代には鉄の武器による力が世界の主力でした。
その前の2100年はおうし座時代。青銅の時代であり、戦いよりも平和で女性の地位が高い時代であり、豊穣がそのシンボルとなった時代。
さらにその前のふたご座時代となるとわからなくなりますが、高い意味では宇宙とのつながりがあり、文字が開発された時代でもあったと思います。
大きな意味で地球の歴史をこの歳差現象は本当によく表していると思います。
さて、ではその流れから現代を見てみると、今はうお座時代の最後の最後。ということは、実はうお座時代がピークに至っているということになるのです。
なんでも最後がピーク。それから転げるようにその力を失ってくずれていくのが、相場でも物事にでも当てはまります。
うお座時代のピークとは、、、多くの人が、いえ、ほとんどの人が、だまされ、幻想を真実と思い込み、みずから現実よりも幻想に自身をゆだねていく、、、そういう時代です。
うそ、、私は何もだまされてない、、、と自信をもっている人がほとんどというくらい、皆、うまくだまされてしまっています。
低いレベルでは、テレビや新聞が言うことが真実だと思いこんでいる人。テレビや新聞はすべてが嘘、、、というと反感を持たれますが、そうした構造をしています。
実際に火事が起きたじゃないか、、、実際に殺人事件があったじゃないか、、、何も嘘なんかついてないし、すべてが嘘というのはおかしいぞ、、、、と、おそらく多くの人がそう思うと思います。
無理もありません。おっしゃるように、実際に火事は起きたでしょうし、殺人事件もきっとあったのでしょう。
起きたことをすべて隠し、嘘の出来事ばかりを言っているというのではありません。問題はそういうことではなく、この世に起きている出来事の何を、どのように、どういう順番で、どの程度の重大性で取り上げるか、、、ということなのです。
それがすべてマスコミに一任されてしまっているのです。競馬を取り上げるのは、せいぜい、ダービー、オークス、皐月賞、天皇賞、有馬記念など、、G1レースの中のとくに大きなレースです。
これはまあ仕方ないことでしょう。でも、野球は毎晩ナイター中継しますし、ウエイトがずいぶんと違います。
マスコミは競馬よりも野球を重視するのです。それはファンの人数や影響力などで判断し、どれだけ視聴率を稼げるかで決められるのですから、仕方ないことなのですが、なぜ野球がメインになっていくのか、、、
それは、野球に関心を向けさせて、政治や他のことに目をむけさせないひとつの選択肢としても、利用できます。
野球好きを育てておけば、何か、知られたくな出来事や情報がある際に、面白い試合をぶつければ、マスコミは重要な他の情報を必然的に物理的時間的に隠すことができます。
いみじくも、安保反対闘争というものが、60年代にありましたが、国会にかなりの人が取り囲んでいても、政府は野球を見ている人の方が多い、、、というような発言をしたことがあります。
まさに、野球は安保を救ったのです。一流の野球家と政治家が自然と密着していた時代のことでもあったでしょう。ツウカーで、面白いように、国民の関心をどのようにも持って行けた面がありました。
たった、野球ひとつでもそうした使い方ができるのです。まして、大事なニュースでも、国民が知るとやっかいな情報は、マスコミは取り上げない、、、取り上げても小さく、さも大したことでないように取り上げる、、、
日曜になると、必ず、事故や火事のニュースが流れる、、、火事というものは、日曜にしか起こらないのではないか、、と思えるほど不思議。
これも、日曜は記者連中が休みだからということ以外に、ある一定の頻度で火事や事故など危険な情報を流すことで、国民をある一定の精神の状態に維持固定化させる働きがある。
ああ、こわいなあ、、、とお茶の間にわざとぶち込むことで、火災保険始め、保険関係は相当に有利になる。国としても、みなさん、結局、個人では危ないですよ、、国や大きなものに頼らないと、国民のみなさん、、、危険ですよね、、、あなたには、力なんか、何もないんですよ、、、、という教育そのものでもある。
ただ、国民がそれに気づかないだけの話し。他国の通貨の危機に関しても、驚くほどのインフレや通貨に価値がなくなるというような、国家幻想がくずされるような情報は、絶対にお茶の間には流さないようにしていると思う。
ロシアのルーブルなどは、一体、何億分の一まで減価したのか、、、詳しいことは決してお茶の間には流さない。借金を返さないことを決めて、むしろ、通貨制度自体がインチキで違法だ、、、と言い放ったアイスランドの態度も、絶対にお茶の間には流されない、、、
なぜでしょう、、、本当のことを言われたら、国民の目が覚めてしまうからです。幻想で持っているうお座の時代なのですから、すべてが嘘なのだが嘘に見えては困る。
あなたの家の中で、今日一日で、次のような出来事が起きたとしましょう。
玄関先に黄色のチューリップが咲いた、、、、 家に強盗が押し入り、お父さんは紐で縛られた、、、 お母さんは、銀座に買い物に行っていた、、、、 お母さんが戻ったら、父は気絶していた、、、 兄に電話をしたら、不在だった、、、 夜遅く、警察が来て、調べていった、、、 眠れないので、ココアにミルクを入れて飲んだ、、、
まあ、たいへんな一日だったわけですが、なぜか、こうした情報として伝えられたらどうでしょう。
Aさん宅の玄関先には、今朝、きれいなチューリップが咲きました。春なんですね。黄色のきれいなチューリップ、、、、素晴らしいですね。
Aさん宅には、どなたか知らない方がいらして、なんだかトラブルが起きたようでしたよ。
でも、お母さんの対応が素晴らしく、お父さんも安心したのか、深い眠りについているようです。
お兄さんにもトラブルについて連絡しましたが、不在のようで、電話を切りました。今度あったときにでも、話そうということだと思います。
トラブルがあったといっても、行政の対応が素晴らしく、いざとなったら夜中でも対応してくれるので、安心ですね。
何と言っても、一番素晴らしかったのは、夜のココア。ミルクが入った幸福な味わい、、、、
素敵なチューリップで一日がはじまり、温かなココアで終えたAさん宅のレポートでした。では、みなさま、お休みなさい。
家の中に強盗が押し掛け、半殺しの目にあうとは、たいへんな事態が起きていたのに、重要性を変え、いい方を変えるだけで、どうとでもなる。かといって、具体的な嘘はついてはいない。
父は気絶していたのではないか、、、の批判には、ですから、深く眠っていたと言ってますよね、となり、
後で、強盗の件がレポートされてないじゃないか、、、の批判には、どなたか知らない方がいらしてトラブッたと言ってます。となるわけです。
夜中に警察が来るような大変な事態ではないか、、、の批判には、だから、きちんと夜中でも対応してくれている、、、というのは嘘じゃないです、、、となる。
大変な一日だったのではないのか、、、という批判には、チューリップを見て始まり、ココアで終えたのだから、何も嘘を言ってない、、、、となるわけです。
国会の答弁も同じようなもので、何をどのボリュームで、どういう順番にもってくるかで、どんなことも、買手な印象付けができるのです。
その仕事がマスコミです。だから、テレビをただで見せたのです。まさにうお座時代のインチキそのもの。
幻想はマスコミのみならず、行きつくところまで行きついている。健康に関しての誤解、美容に関しての誤解、、、それらは、意図的に作られ、目的とするサービスないし商品が売れるように仕向けられていく。
すべてがその調子であり、ことに金融のインチキははなはだしいものがある。働いてお金を得る人と、権利によって得る人がいる。
権利の試行はいくらでもできるので、世の仕組みは一部の強者と大勢の弱者を作り出す。そして、弱者には、幻想を与えて支配する方法がとられる。それがうお座時代ということで、まさに今がそのピークに至っています。
しかしピークということは、崩壊がもうすぐ始まるということでもあります。うお座時代崩壊の流れは、次の時代であるみずがめ座時代の影響によって行われます。
幻想によって真実をおおい隠す支配層、、そして、事実を見つめるよりも嘘の中に安泰を見出したい大衆、、このマッチングを終わらすのは、みずがめ座時代のキーワードである、「我知れり」となるわけです。
インチキも手品も幻想も、真実を知ってしまえば、霧散します。本当のことを知る、、、という意味で、マスコミに対して、ネットでは、嘘の情報の他に本当の情報が流れだしてきています。
情報選択の時代に入ったともいえるでしょう。私はこうした幻想支配については、もう何十年も前から注意深く見ていて、自分自身はどの権威の下にも、どの組織の中にも、どの力関係の中にも入らないと決めて生きてきました。
そのため、自身をあまり誤魔化さないでも済んだ人生だったのですが、それゆえ、時代の巧妙なだましに気づく機会が多かった気もします。まだまだだまされている面はあるのでしょうけど。 |
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