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揺るぎだした政権 2015年04月08日(WED)

  昨日の7日は戦艦ヤマトが沈んだ日だったといいます。多くの将兵が海に消えた悲劇でした。護衛の飛行機もないまま沖縄に向い、途中鹿児島沖だったでしょうか、アメリカ軍の集中砲火を浴びて沈みました。

ヤマトは不沈の軍艦と言われたものの、時代は空母の時代に移っており、巨艦主義の最後を飾る軍艦だったとも言えます。

沈むはずのない船が沈む、、、ヤマトの最後には襟を正す潔さがありましたが、先の皆既月食以降、色々なところで屋台骨が揺らぎだしています。

3月31日に締め切られた中国主導のアジアインフラ投資銀行への参加を見送った日本でしたが、日本アメリカを除く50か国もが集まるという外務省が予想しない結果となったようです。

首相も官邸で「言っていたことと違うじゃないか」と関係者を責めた、、、という本当かどうかはわかりませんが、そういう話しがまことしやかに語られています。

何であれ、思い違い、見当違い、思惑違いであったことは確かでしょう。要するに今の政権には時代を読む力が足りないのです。

沖縄県民の気持ちを逆なでするような、粛々と実行する、、といった官房長官の言葉に、冷たい本質を浮き上がらせたこともありました。最後は人間の気持ちがすべてを決めるということを、今の政権はわかっていない気がします。

福島もどうなっているのか、情報が入らないのですが、突然三号機が煙に包まれるなど、もしかしたら再臨界を地下深くで起こしているのではないか、、、の不安も出ています。

煙が上がっても、突如、放射線量がこれまでのピーク時に匹敵するくらいに上がっても、何ら説明のないことに、逆に事態の深刻さを感じている人も多いと思います。

さらにイランと国連常任理事国とドイツとの間に、核爆弾を作らないという枠組みが決まった。日本のマスコミはそのことを、今後は覆る可能性が大いにある、という報道。

落ちたものだと思います。とりあえず枠組みが決まったことが重大な出来事なのに、言いたいことは、最後にはくつがえりますよ、、、的な報道に、どうにもならない憤りを感じます。平和に近づくことが悪いのかしらと。

しかし大事なのは、常任理事国はともかくとして、それにプラスしてドイツも加わっているのに、日本の名前が出てきませんでした。

日本は世界から完全に無視されているわけです。あの国は、平和を求めてないからね、、、と言わんばかり。相手にもされていないので、日本のマスコミはどうせダメになると、悪態をつくのがせいいっぱいの印象。

皆既月食以降、毎日のように驚く出来事ばかりです。しかし何もその重要性を伝えないマスコミ、、、どうかしています。

アジアインフラ投資銀行への参加については、さすがに自民党内でもまずいんじゃないか、、、の意見が出てきています。

政権が時流を読み違えたわけで、かなり重大なミス。
沖縄の基地問題でも同様ですし、イランと国連の和解の枠組みでも日本は蚊帳の外に置かれ、あそこは世界の流れに逆行しようとしてるから、、、と。

一体、こうした流れになった責任は誰がとるのでしょう。一度あったことは二度、、、というのが運勢の法則です。

一度投げ出したことがある人ですから、もしかしたら二度があるかも、、、そんな流れなのかも。少なくとも揺らぎだしていることは確かでしょう。

しかし一度あることは二度、、、というようなことになると、株価暴落は良いとして、突然の金利上昇の可能性がある怖い春です。

パラオに行かれる天皇皇后両陛下のお気持ちはもっともで、良い墓参ができ、無事に戻られることを祈念したいと思います。

遠い地でかつての大戦での犠牲者を思い、これからの日本の平和のありかたへの思いが、さらに大きくなることでしょう。無事に戻られることを心から祈ります。
 




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