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心を動かす微細なもの 2015年10月01日(THU)

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60キロの人間一人を移動させるために鉄2トンの自動車を動かす、、、

鉄2トンの塊は時速50キロをはるかに超えるスピードで狭い道を走る。

狭い道には歩行者用のエリアのないものも多くあり、人は車を避けるように身を縮めて歩く。

この光景ひとつ見ても、この文明が間違いであると感じる。

猛スピードで動く鉄2トンの車と、人間が同じ道にいる、、、こんなことがなぜ許されるのだろうか。

お金だよ、、お金。安全な国土設計をするよりも、車を売る、、、

自転車業界などはきっと、とてもいやな思いをこれまでにしてきたのではないか。

自転車国道を5車線くらいで整備し、ゆっくり走る自転車も、猛スピードで移動する自転車も安全に走れるようにすれば、少なくとも鉄2トンと鉢合わせするような悲劇は起きなかったと思います。

自転車を売るよりも、車を売る力がきっと勝ったのでしょう。政治力の違いでしょうか。

こうして、重大工業的なものが地球を席巻し、大きな重力や大きな発電や大規模なものを作りだす思考によって世の中を動かしてきました。

大規模なものは世界の隅々にまで及び、食べるものの着るものも、暮らす街も、病院も、すべてが巨大化したシステムから生まれるもので覆われました。

全国の流通ルートに乗って配達される食べ物を食べ、縫い賃の安い労働力によって作られた服や、100円ショップの品で家は埋まる。

どこに行っても同じやり方、同じ景色、同じ店、同じ病院、同じ食べ物、同じ音、、

重大工業が生み出してくれたオートメとシステムに乗って、一見、豊かな物に囲まれた私たち。

しかし、そこにあるものは、皆同じ顔、、同じ表情、、
コンビニでおいしいモノを探しても、結局は工場で作られた大量生産の品の中から選ぶしかない。

コンビニに限らず、どこでもそう。皆同じ物、、、同じ表情。

最近の子供たちは、もうお菓子になんか見向きもしません。大人も同じで、コンビニ弁当にもシステムで作られた食べ物物にも、もう誰も感動しなくなってきている。

一瞬流行しても、結局はすぐにあきれる。

仕事も同じ。どこに行っても同じで、やりがいなど見つけることが無理。結局は上が売上と利益にしか関心がないのだから、極めてコンピュータ的な発想で部下やバイトを締め付ける。

上も管理されているわけで、社長ですら管理されてる会社がほとんど。上も下もサラリーマン根性の時代になっている。

サラリーマン根性が悪いとは言わないが、仕事も考えもオートメ化されていることは確かだと思う。

そして、そこに参加する全員が、本当はいやだと思っている。バイトはおろか、雇われ社長ですら、会社に本音では行きたくない。怖いから仕事はしてるが、本心ではそんなにはやりたくない、と。

ブラック化する企業が多くなるが、その大本には、システムと重大化、流通化、合理化された考えが基本にある。

現代システムを動かす動機は儲けだから、どうしてもワンパターン。心を動かす繊細なものに出会わなくなる。

しかし、人の心を動かすものは、微細なものの中にある。

微細なほど、本当はエネルギーがあるのです。意識からしか物ごとは生まれない、、、微細なものにしか、本当は力はないのです。

大きな物を信じ、それに頼り、システムを偉大と思い、そのシステムに守られ、扱える人物を皆が求めた、、、

大きなものは、個人にはないので、大きなものが偉大だと思えば、個人の力を弱く感じだす。

自分の弱さをどこか大きな安心できるシステムで補いたい、、、国家主義が生まれ、公務員信仰が生まれ、病んだら権威ある病院を探し、一流の医師を探し、安定的な投資を探し、、、勝ち組になったと思ったとたんに、薬の副作用で死んでしまう、、、、

そんな人生いやだと、なぜか多くの人がそれでも思わない。不思議、、、

しかし、重大化ではエネルギーが生まれないので、いつか行き着くところまで行ったら、消失することになる。

微細なものしか力を生まないので、そうなります。重大化した権力も軍隊も時代も、わりとすぐに終えていく。

ナチス20年、平家20年。平家に非ずんば人に非ずも20年の命だったし、ナチス1000年王国の夢もわずか20年で灰塵に帰した。

微細なものへアクセスできないものは、すべて終えていく。

だから、人間はセンスとして、体感として、微細なものに、本来はこだわります。

私が開発したBBマッサージ、、、ポンポンマッサージ共に、微細な動きでなければ効かない。

しかし、微細な動きを実行すれば、肌は引き締まり、顔は白くなり、腫れやつっぱり、痛みにもアクセスできる。

微細な動きがエネルギーを呼び寄せるからです。

人にとってもっとも微細なものは、思考と意識。その中に完全需要の静けさと意識があれば、そこは創造の道に。

体を動かす前に意識を働かせる、、、、体は意識に沿って動いてくれる、、、

よっこいしょ、、、と、体を動かす必要はなく、意識を動かせば、体は動いてくる。

重大強権化の間違いがここにあります。

ここまで時代が行き詰った以上、次に来るものは、微細なもの、、、微細な働き、、、微細なるものに決まっています。

それは、オートメ化では無理で、私たち自身の個性の中にこそあるものです。

顔が全員違うのですから、人と自分を比べるのはまったく意味がない。

人と自分を比べて自分には才能がない、、、という風な考えで落ち込む人が多いですが、それ自体が、重大強権化信仰そのものであり、重大強権化意識なのです。

だから伸びなくなる。自分の顔と体が1つでけのものである以上に、微細な意識は個人特有のものです。

そこにしか力はありません。みんな凄いものを持っているのに、他の人と違う、、、なんて悩む意識が大間違いなので、おかしなことが起こるのです。

意識がすべてを生み出すので、おかしな意識をしているとどうしてもおかしなことが起きてしまう。

それは仕方ないことなのです。微細なものを信用しない、、、微細な自分の声を信じないで、人や社会が言ってることを信じる、、、、しかし、それだと、これからはどんどんエネルギーを消耗していく流れとなります。
 




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