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ギリシャデフォルト 第二弾情報 2015年06月28日(SUN)

  先日、ギリシャデフォルトの危険についてブログにアップしましたが、今回はその二回目となります。

どうやら昨日、ギリシャはIMFの返済プラン実行の是非を、国民投票で7月の何日かに問うので、それまで返済を待って欲しい、、、と突然告げました。

それに対して、債権者側は怒りを込めて拒否。ついにギリシャデフォルトは現実の形になる可能性が高くなりました。

一見すると、この流れはどうにもならないように見えて、用意周到に作られた流れとも考えられます。

通常ならば、ここでデフォルトされると債権者サイドは慌てるはずですが、ギリシャの突然の言い分に開いた口が塞がらない、、、とばかり怒りを込めて融資打ち切りを発表したわけです。

ギリシャ融資にはかなりのレバレッジが効いているデリバティブがあるようですから、単なる債務返済がかなわないだけでない、ヨーロッパの銀行を本当なら慌てさせる内容のはずです。

しかし、怒りを見せることで打ち切り、、、とは、あまりに短絡的。借りている方がこうなると強いのですから、貸している方は、あの手この手で懐柔策を用いるはず。しかし怒って打ち切った、、、

こうは考えられないでしょうか。まず、ギリシャには裏にロシアがついた、、、なので、もう返すもんか、、、IMFのいうことを聞いてひどい目にあった韓国のようになんかなるものか、、、という考えがまずあるでしょう。

ロシアが後ろにいてくれるので、EU離脱だって怖くない、、、という思いがあったはずです。

次にドイツの態度です。ドイツはこうなることがわかっていた可能性が捨てきれません。

ドイツ、フランスの銀行がひどい目にあうわけですから、本当なら目の色を変えて、表面だけでも取り繕い、デフォルトだけは何があっても避けたはず。

償還される金額はわずか2100億円だったのですから、その後が延々と続くにしても、とりあえずデフォルトを避けるようにと何等かの融資に傾かなければおかしい。

ドイツの本音として、こりゃ、もうダメだ、、、ギリシャがダメなら、次にイタリア、スペインも同様になるので、もうEU連合は破たん確実だろう、、、との読みはあったはずです。

EU連合はどちらかというとアメリカと同様戦争屋が主軸となる連合体。ロシアはそこから一抜けた状態。それがギリシャを助ける。

ここは、無理にEUに固執するよりも、大きな枠組みを変え、近代国家の枠組みを超えた、本来の地政学にもとずく、大ユーラシア連合がイメージされてきたのではないでしょうか。

ドイツのメルケルとロシアのプーチンは非常に仲が良い感じですし、ギリシャ問題を通して、EUからユーラシア構想へ舵を切り替えたと思われるのです。

そうでなければ、こんなあっさりとデフォルトが成立しないはず。ギリシャの首相の軽さを見ても、どう見ても操りやすいように見えてしまう。なんだか出来レースではないか、、、の印象を私はもっています。

しかし何であれ、そうなると枠組みが大きく変更せざるを得ない。イギリス、アメリカは没落気味となり、アジアヨーロッパが一体となるユーラシアの時代が見えてくるわけです。

アメリカ、イギリスの戦争屋は、そうなると手段が少なくなる。安倍政権に頑張ってもらいたいところだったでしょうが、どうも時間切れの様相。

このまま、日本では戦争法案が通るとは思えないし、もし強行採決で通ったとしても、その後に無理があり、安倍退陣は濃厚です。

もしかしたら、安倍自身が実はわかっていて、わざと遅らせ、わざと国民に反発させ、日本憲法を守る働きをする、見事な芝居だったのかしら、、、、と、そんなことないのはわかっていながら、つい成り行きを見るとそう思えてしまう。

シリア空爆の際に、オバマの支持要請を安倍は受け入れずにロシアなどと協議する、、、という態度を見て、椅子から落ちそうなほど驚いたことがあったが、ようやくその意味がここに来てまとまってくる。ほとんど偶然なのだと思うけど。

しかし、安倍首相自身、ロシアに重い関心があることは伝わるし、アメリカはそれを察して、向こうにいかないでね、、、、と最近何度も念押ししてくる。

何かおかしいぞ、、、という雰囲気。いずれにせよ、ドイツの態度を見ると、戦争屋の言うことを聞いているようにふるまいながら、結果は違う、、、という方向にどの国も行き出している。

不思議不思議、、、、そうなると、戦争屋の残された手口は北朝鮮しかないかも。北が日本に責めたらあっという間に勝敗が決するので無理ですし、日本を責める理由はない。

表向きはつくれるし、やらせとしては日本攻撃もあるかもしれないけど、おそらくやらない。それならば南に進行する方が選択肢としてはありえます。しかし、それも時期を逸した感があり、戦争屋はやはり追い詰められてしまい、近代国家を作った潜在的勢力は自然な流れであるユーラシア時代の幕開けの前に、なすすべもなく段々となくなっていくのでは、、、と思えるのです。

さて明日から市場がオープンします。シドニーから始まる市場は次に東京に引き継がれます。東京ではどういう反応が見られることでしょう。

買われるはずはなく、やはり売られて始まるはず。買い支えが露骨に入るのでしょうが、それでも売られるはずです。明日の東京、、昼の上海、、、夜のニューヨーク、、、安倍政権の今後、、、

いよいよ佳境に入ってきました。時代はユーラシアに向けて進みだすと思います。出口王仁三郎が言う、ロシアの三日天下の始まりです。

そのあとが日本の時代、、政治は文化の振興が要、、、このことが分かった国から危機を脱出していくことになると思います。

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